1.バッテリー(電池)の概要

バッテリー(電池)とは、一度限りではなく繰り返し充放電ができる電池のことを指し、正式には二次電池や蓄電池と呼びます。日本では、従来から自動車用に使用されている鉛蓄電池のことをバッテリーと呼んできたことから、単にバッテリーと言えば、蓄電池のことを指すことが多いです。

バッテリーは、自動車やバイクなど移動するものに設置されるものと、予備電源として蓄電池設備に設置されるものがあります。

<用途>

携帯電話、パソコン、デジタルカメラなどの小型電子機器やモバイル機器、自動車、航空機、農業用機械などの各種車両用、施設の非常用電源としてなど。

バッテリーは今やなくてはならないものとなっており、現在、様々な用途に使用されています。また近年は、ハイブリッド自動車(HV)や電気自動車(EV)用として大きな注目を集めています。

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    2.バッテリー(電池)の歴史

    バッテリーは、古くから存在しており、約150年前に初期の鉛蓄電池が発明されました。その後、車社会の到来とともに鉛蓄電池も発展し、近年ではモバイル機器のバッテリーとしてニッケル水素電池やリチウムイオン電池が実用化されました。

    特に、環境問題やエネルギー問題といった課題の解決策として、電気自動車の研究、開発が進められており、次世代自動車の動力源として、バッテリーへの注目は大きくなっています。

    3.バッテリー(電池)の特徴

    <バッテリーの仕組み>

    電池(バッテリー)はイオン化傾向の異なる2種類の金属と電解液から構成されており、化学反応によって充放電を行っています。
    放電の際は、イオン化傾向の大きい金属が溶けだすことで電子を放出し、電気が発生します。

    一次電池であれば、このまま放電し続けると、イオン化傾向の大きい金属はすべて溶けてしまい反応出来なくなるため、その時点で電池として機能しなくなりますが、二次電池の場合は充電を行うことで再び使用することができます。
    充電の際は、放電の時とは逆の向きに電流を流すことで、イオン化傾向の小さい金属が溶けだし、放電の際に溶けていたイオン化傾向の大きい金属が金属の状態に戻ります。このように充電することで、初期の電池の状態に戻り、再び放電できるようになります。

    <車載用バッテリーとして>

    車載用バッテリーの市場規模も家庭用などと比べると大きく、今後市場規模はさらに拡大していくと予測されています。
    しかし、現時点で電気自動車に使用するためには、走行距離の確保、軽量化、低コスト化、高性能化など解決する必要のある課題も多いため、本格的な普及には至っていません。

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