構造ダイナミクス解析の新たなソリューションQlws 軽量シェーカー

更新日:2022.7.28

テスト対象の製品のスペースに制約があったり軽量であったりすると、従来タイプのシェーカーの搭載が不可能だったり困難だったりします。そうなると、音響エンジニアは正しい構造ダイナミクス測定や伝達経路解析ができず困難に直面します。HEAD acoustics はシンプルかつ効果的なソリューションとして、Qsources 社のQlws 軽量シェーカーを採用しました。

測定の幅が広がる小型シェーカー

高力密度かつコンパクト設計のQlws 軽量シェーカーはアクセスが困難または軽量構造の対象エリアのモーダル解析や伝達経路解析の為の加振を可能にします。例として、エンジンルーム、ギアボックス、車体、コンプレッサー、白物、家電、園芸用品、エアコン、空調システム、PC、プリンター、メカトロニクス、医療機器等々、従来型の加振機やインパクトハンマーを用いることができない場所があります。With its small size of about 25 m ほどの小型で軽量のシェーカーは250 ~ 13,000 Hz の周波数領域をカバーし搭載が極めて簡単です。テスト対象物に補助的な固定具なしで直接搭載でき、位置調整も必要ありません。Force Cup を構造物に単純に貼り付け、シェーカーの筐体をそれにワンクリックではめ込みます。この取付けが便利な力センサーは加振位置や方向を素早く変更可能な為、特にインパクトハンマーと比べると反復的な測定に優れています。従来の加振機のように固定や調整の必要がない為、軽量シェーカーのプロパティーは構造ダイナミクステストや伝達経路解析の効率が著しく改善されます。Qlwsシェーカーの着脱機構は特許を取得しており搭載時の質量増加を低く抑えられています。 従って、テスト対象物への影響が極めて小さい為、軽量の構造物上の測定も問題なく実行できます。

構造物の加振、データ収集、解析まですべてのツールをがHEAD acousticsが一気通貫で提供します。

HEAD acoustics のSound, Vibration and Perception 部門の社長 Dr.-Ing. アウリス・テレ氏曰く、"私たちはお客様に高度かつ包括的なソリューションを提供する為、ハードウエア、ソフトウエアの開発を絶えず行っています。その一環として、この度Qsources 社のシェーカーを弊社の製品ポートフォリオに加えました。Qlws 軽量シェーカーは効率的で正確な伝達関数の取得を確実にし、モーダル解析と伝達経路解析をサポートします。振動特性をより深く理解することがお客様の製品の音質最適化の基礎となります。"

Qlws 軽量シェーカーとアンプ Qma のハイライト

  • 超小型、エレクトロダイナミック加振機、力センサー内蔵 (25 mm)
  • 特許取得の着脱メソッドによりテスト対象物への質量とインピーダンス負荷が極小
  • シェーカーの固定と調整が不要
  • 傾斜やアクセス条件が悪い場所にも簡単に搭載可能
  • 250 ~ 13,000 Hz の周波数範囲で高力密度を実現
  • Force Cup採用により加振位置と方向の変更が簡単かつリピート可能
  • 特にインパクトハンマーによる加振と比べ、優れたテスト再現性を確保
  • 機構、電気、温度負荷を回避する為の保護機能採用
HEAD acoustics