ダイナミックプライシング実用化に向けたEV・PHEV向け充電調整の実証事業を開始
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MCリテールエナジー株式会社(所在地:東京都千代田区、代表取締役社長:鈴木 慎一郎)とSBエナジー株式会社(所在地:東京都港区、代表取締役社長:三輪 茂基)、株式会社REXEV(所在地:東京都千代田区、代表取締役社長:渡部 健)は、三菱自動車工業株式会社(所在地:東京都港区、代表執行役社長兼最高経営責任者:加藤 隆雄)、日産自動車株式会社(所在地:神奈川県横浜市、代表執行役社長兼最高経営責任者:内田 誠)とともに、電気料金のダイナミックプライシング実用化に向けたEV・PHEV向け充電調整の実証事業の取り組みが、この度、経済産業省の一般社団法人環境共創イニシアチブをつうじて公募する「令和3年度 蓄電池等の分散型エネルギーリソースを活用した次世代技術構築実証事業費補助金(ダイナミックプライシングによる電動車の充電シフト実証事業)」に採択されました。採択日の令和3年6月4日から令和4年2月18日までの間、国内において本実証事業をおこないます。
将来のEV・PHEVの電動車普及にともない、充電時間帯の集中による電力への負荷増大が懸念されています。本実証事業では、電力負荷の低減や平準化を目的とした、電力需給状況等に応じて電気料金が変動するダイナミックプライシングによる効率的な充電時間のシフトを検証します。ダイナミックプライシングの導入により、電動車を活用した効率的な電力システムの構築、再生可能エネルギーの拡大、調整力の確保、系統増強を回避することによる社会的コストの低減などにつなげることを目指しています。
本実証事業では、MCリテールエナジーが昨年度に実施した実証に引き続き、協力事業者と共同でさらなるダイナミックプライシングにおける充電行動の変化の分析をおこなうとともに、新たに、ユーザビリティを高めるためLINEを活用した通知と充電設定、充放電機器を用いた充電遠隔制御、外部充電へのサービス展開の検証を実施予定です。