クリエイティブマシン、ロボットシミュレーター「icROBOSim™(アイシーロボシム)」の販売を開始
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株式会社クリエイティブマシンは、米国製3DCADシステム「IRONCAD」で動作するロボットシミュレーター「icROBOSim™(アイシーロボシム)」の販売を開始しました。
icROBOSimはIRONCADとともに活用することで、産業用ロボットの検証や装置の機構検証、組立手順の確認等に利用でき、生産技術分野において多大なメリットをもたらします。通常、装置設計とロボットシミュレーションは異なるプラットフォームで行いますが、そのために生じる問題に各企業は長らく頭を悩ませてきました。
ひとつはコスト負担の問題です。ロボットの検証には高価な専用シミュレーターが必要で、多額のコストがかかります。
もうひとつは手戻り発生に伴う工程増加の問題です。手戻りが起こると、担当者間の打合せ、装置設計変更、データ変換、変換後の動作再設定、再検証を行わなければなりません。工程の増加はストレスや軋轢も生んでしまいます。
IRONCADとicROBOSimの組み合わせは、装置設計とロボット動作検証を同一プラットフォームで実施するため、これらの問題を解消できます。
【icROBOSim™ の特徴】
- 装置設計とロボット検証を同時進行できるため、手戻り工数を削減可能
- ツール間の行き来がないため、データ変換工数が不要でエラーもない
- ソリッドモデル(CAD)なので、モデルのジオメトリ情報を流用可能(法線を取る等)
- タクトタイムを逆算するのではなく、タクトタイムを基準とした動作検証が可能
- ユーザーエクスペリエンスを重視したシンプルなUI
- タイムライン形式で、細かな動作を簡単に定義できる
- 複数のトラックを持ち、複数の機器に対応(アクチュエータや周辺機器を含む)
- イベントの変更・修正作業が容易
- 簡単なので習得が容易、作業工数も少ない
icROBOSimのライセンスは、これまでIRONCADアクティブサポート(IC-AS)の契約者が契約期間中に無償で利用できる「レベル1」に限られていましたが、販売にあたり、サポート契約終了後も利用可能な買取ライセンス「レベル2」、「レベル3」が新しく追加されました。
レベル2ではicROBOSimコードの出力、レベル3ではさらにロボットメーカー別にコードの出力まで可能です。また、すべてのライセンスにおいてロボットライブラリーが利用できるようになりました。ご契約者様には弊社で用意したロボットデータをご提供いたします。
デモやお見積をご希望のお客様は、クリエイティブマシンまでお問い合わせください。