ボルグワーナー、直流式急速充電器の開発で米国エネルギー省賞を受賞

革新的で持続可能なモビリティソリューションを自動車業界に提供するボルグワーナー(本社:アメリカ合衆国ミシガン州アーバンヒルズ、社長兼最高経営責任者:フレデリック・リサルド/Frederic B.Lissalde)は、費用対効果の高い最先端の直流式(DC)急速充電器(DCFC)の設計・開発を目的とした、409万ドルの米国エネルギー省(DOE)賞を受賞しました。ボルグワーナーは、電動化の推進、自動車の排出ガス削減、電気自動車(EV)用充電インフラの充実などを目的とした25の研究・開発・実証プロジェクトのうちの1つを受け持つことになりました。

  • 米国エネルギー省から 409 万ドルを獲得
  • より費用対効果の高い直流式急速充電器の開発を促進
  • 米国サプライヤーと連携し、36 ヶ月間のプロジェクトへの取り組みを開始

ボルグワーナーは、ミシガン州立大学、イー・トランス・エナジー社(eTransEnergy)、シティファイ社(Cityfi)、ミシガン州、バートン・マーロー社(Barton Marlow)を含む米国のサプライヤーや研究パートナーと連携し、36ヶ月のDCFC開発プロジェクトを主導すると同時に、ウルフスピード社(Wolfspeed)から部品サプライヤーとしてのサポートを受けます。プロジェクトの開始は、2022年第1四半期を予定しています。

このプロジェクトの目標は、電力密度の向上、エネルギー損失の低減、パッケージサイズの小型化および信頼性の向上などを図りながら、20~30%のコスト削減を実現した次世代DCFCシステムを開発することです。最終的には、この新技術により、同様の充電器を広く普及させることが可能になります。ボルグワーナーとプロジェクトのパートナーは、合計350kWの能力を持つ10基の充電ポイントを備えた充電器の納入に向けて取り組んでいきます。ボルグワーナーのシングルステージ電力変換および電力モジュール・アーキテクチャの柔軟性と適応性により、この充電器は一度に最大5台の車両に電力を供給することができます(他の5台はケーブルをつないだまま、充電待機の状態になっています)。プロジェクトの設計段階では、充電器が150kWから350kW以上の製品スケーラビリティを実証し、25kWパワーモジュールを組み合わせて出力電力を生成する見込みです。

DCFCは、従来のレベル2交流(AC)充電器と同じ使い勝手でありながら、より高速充電が可能です。また、直流電力を車両のバッテリーに直接供給することができるため、効率的に充電できます。さらには、DCFCがより高い電力レベルに対応するため、充電ステーションに多数の充電ポイントを配置し、複数の車両を同時に充電することができます。この装置は、既存の電気自動車に対応するように設計されていますが、将来、より高い電圧で作動するバッテリー式電気自動車にも対応するよう、簡単にアップグレードできる柔軟性を備えています。

ボルグワーナー・モールスシステムズ社の社長兼事業部長のダビデ・ジレリ(Davide Girelli)は、「電動化分野の第一人者として、業界のニーズに合わせ、よりクリーンでエネルギー効率の高い世界を実現することを目的に、現在の最先端技術をさらに高いレベルまで引き上げるための資金提供を受けられることを誇りに思います。再びエネルギー省と提携し、プロジェクト・パートナーとの協力を通じて次世代のDCFC技術を開発できることを嬉しく思います。ボルグワーナーは、優れた製品を提供するという長年の評価に加え、DCFCの開発目標を実現するため、当該領域のイノベーションに取り組むことのできる熟練したチームを擁しています。当社のシングル変換アーキテクチャ、パワーモジュールの設計やパッケージング技術、パワーエレクトロニクス技術およびモジュールビルディングブロック方式は、EV市場に向けてプロジェクトの立ち上げを成功させる要因になると確信しています」と述べています。

■ボルグワーナーについて
ボルグワーナーは、130年以上にわたり、モビリティのイノベーションを成功に導く、変革的なグローバル製品リーダーであり続けています。 すべての人にとってよりクリーンで健康的、かつ安全な未来を築くために、世界のeモビリティへの移行を加速させています。

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