ステランティスとフォックスコンが半導体を共同開発

ステランティスは2021年12月7日、コネクテッドカーに関するソフトウェア戦略を発表しました。コネクテッドカー関連で、2030年までに年間200億ユーロの売り上げ拡大を目指します。

2030年に収益化できるコネクテッドカーが3400万台に上ると見込まれ、2024年までに新車の大部分を無線ネットワークによるアップデート(OTA:Over-The-Air)可能な状態にします。2026年にはコネクテッドカーが2600万台に拡大し、40億ユーロの収益を見込み、少なくとも四半期ごとにソフトウェアをリリースします。コネクテッドカーが収益化可能な期間は、新車として販売されてから5年間と設定しています。

2025年までに300億ユーロ以上を投資し、ソフトウェア開発に注力します。また、2024年までに4500人のソフトウェアエンジニアを社内で育成します。人材教育のための「ソフトウェアアカデミー」も立ち上げ、BMWやフォックスコン、ウェイモなどとの戦略的パートナーシップも活用します。

2024年に3つのプラットフォームが登場

2024年に製品化する3つのソフトウェアプラットフォーム「STLA Brain」「STLA SmartCockpit」「STLA AutoDrive」を発表しました。これらのプラットフォームは、小型車からフレーム車までの4つの車台に搭載します。ソフトウェアプラットフォームの構築に当たって、フォックスコンとステランティス向けに専用の半導体を設計することで合意しました。ステランティスが必要とする半導体の80%以上をカバーする4つのチップファミリを開発します。ステランティスグループの車両に搭載するのは2024年とのことです。

STLA Brainはクラウドと統合されたサービス指向のアーキテクチャであり、車内のECU(電子制御ユニット)とセントラルコンピュータを高速データバスで接続します。ハードウェアとソフトウェアの従来のような結び付きをなくし、ソフトウェア開発者がハードウェアを待たずに機能やサービスを開発できるようにします。そして、OTAによって更新し続けることで、車両の価値を高めます。フォックスコンと協力し、STLA Brainには最先端の半導体技術を取り入れるとのことです。

STLA SmartCockpitはSTLA Brainの上に構築され、スマートフォンなど乗員の持っているデジタル機器とシームレスに統合し、カスタマイズ可能な「第3のリビング」を実現するとのことです。フォックスコンとの合弁会社で開発したナビゲーションシステム、音声アシスタント、Eコマースのマーケットプレース、決済サービスなども搭載される。STLA AutoDriveはBMWとの提携によって開発する自動運転システムです。レベル2からレベル3までに対応し、OTAによって継続的に機能を更新します。

ウェイモとは自動運転車の開発で協力してきており、クライスラーの車両にウェイモの自動運転システムを搭載、米国アリゾナ州において数千回に及ぶ配車で完全自動走行を実現させてきました。今後、配車サービスだけでなく、配送でもパートナーシップを結びます。2022年に、ステランティスの電動小型商用車のプロトタイプを提供し、自動運転による配送に取り組みます。

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