テレダイン・レクロイが業界初のUSB Power Delivery 3.1デバイス用テストプラットフォームを発表

2021.6.15 更新

2021年6月2日、カリフォルニア州ミルピタス発-シリアルデータテストソリューションの世界的リーダーであるTeledyne LeCroyは新しいUSB Power Delivery(USB PD)3.1仕様とコンプライアンステストに対応したVoyager M310eテストプラットフォーム(SuperSpeed USB 10Gbpsプロトコルアナライザ /エクセサイザ)を発表しました。

USB Power Delivery技術は、USB-C®ポートを介してノートPCや携帯電話、周辺機器の電源供給や充電を可能にします。新たに発表されたUSB PD 3.1仕様では、Extended Power Range (EPR) が策定され、使用可能な電力範囲が100Wから240Wへと2倍以上に拡大し、USB Type-C®ケーブルによる高性能なノートPCへの給電やデバイスの高速充電が可能になります。この新しいUSB PD 3.1の機能を活用した製品を開発する設計者やテストエンジニアには、最新の機能をサポートするテストソリューションや他のデバイスや高品質のUSB-Cケーブルと相互運用できることを保証するコンプライアンステストが必要です。

USB Implementers Forum(USB-IF)のプレジデント兼COOであるJeff Ravencraft氏は、「USB Power Delivery 3.1の高ワット対応は、民生用電子機器への採用を強化し、電源アダプタや充電器の再利用性を高めることで電子廃棄物を削減するという業界の目標をサポートするものです。Teledyne LeCroyのVoyager M310eプラットフォームは、USB PDが世界中で採用されるために非常に重要となっているテストおよび認証プログラムの重要な構成要素であると考えています」と述べています。

Teledyne LeCroyのマーケティング担当副社長であるJoe Mendolia氏は、「Teledyne LeCroyは、USB機器の開発者が製品の市場投入までの時間を短縮できるツールに投資を行い、最新のUSB技術への揺るぎないサポートを続けています」と述べています。今回のVoyager M310eの導入により、USB PDの開発者やテストラボはUSB-IFの公式コンプライアンス仕様を最も幅広くカバーするテレダイン・レクロイのテストプラットフォームを利用することができます。

Voyager M310eは、USB-IFコンプライアンステスト仕様で検証するために使用されていたVoyager M310Pアナライザ/エクセサイザに代わる製品です。Voyager M310eは、SuperSpeed USB 10Gbps Link Layer、Hub、およびUSB Type-Cのサポートに加えて、USB PD 3. 1の機能を完全にサポートしています。また、Voyager M310eのエクセサイザーポートは、USB4™またはDisplayPort™のAlternateモードをサポートするUSB Type-CデバイスのSBUおよびAUXメッセージをキャプチャできるように強化されています。そしてTeledyne LeCroyの業界標準USB Protocol Suiteソフトウェアを使用して、SuperSpeed USB 10Gbpsリンクのプロトコル解析とトラフィック生成を行い、USBシステムの検証において複数の役割を果たします。 コンプライアンステストオプションは、標準的なUSB Type-Cケーブルでデバイスに接続し、エミュレーションスクリプトを使用してリンクパートナーの動作を模倣します。メッセージのやり取りをキャプチャし、正しいプロトコルと電源動作を自動的に検証します。また、Voyager M310eは、コネクタやその他のコンポーネントを改良し、LFPS(Low Frequency Periodic Signaling)の検出能力を向上させるとともに、電圧と電流をより確実に制御するように設計されています。


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