大日本印刷、リチウムイオン電池外素材の工場新設 電気自動車などの需要拡大に対応

2021.3.2 更新

大日本印刷(DNP)は、鶴瀬工場(埼玉県入間郡)内に、リチウムイオン電池の外装材「バッテリーパウチ」を生産する工場を新設すると発表。2021年6月の稼働を目指し、電気自動車(EV)など電動車の需要拡大に対応する。

地球温暖化対策などを背景に、全世界で電動車の開発や導入が急速に進んでいるため、状況によっては他工場でバッテリーパウチの生産能力を増強することも検討。需要に応じた供給体制を整えることで、リチウムイオン電池用バッテリーパウチ事業として2024年度には1000億円の売上高を見込んでいる。

リチウムイオン電池用バッテリーパウチは、プラスチックフィルムを多層化した製品で、従来の金属缶と比較して、軽量で形状の自由度が高いという強みがある。同社は、長年蓄積してきたコンバーティング技術(材料加工技術)を生かし、1990年代後半にバッテリーパウチを実用化した。それ以降、スマートフォンやタブレット端末、ノートPCなどに搭載されるリチウムイオン電池向けに供給してきた。近年は、EVやプラグインハイブリッド車(PHV)などの電動車向けリチウムイオン電池でも導入が広がり、大型サイズの需要が高まっているという。


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