日立製作所(日立)は、再生可能エネルギー由来の電力での稼働を、建物や設備単位で証明するシステムを開発したと発表。中央研究所に導入し、検証を進める。
開発したシステムでは、スマートメーターとブロックチェーン技術を活用し、個々の建物や設備ごとに、再生可能エネルギー由来電力がどの程度使用されているかを見える化する。これにより、企業全体として再生可能エネルギーのみでの事業運営の早期実現が困難な場合でも、建物や製造ライン単位での使用電力が100%再生可能エネルギー由来であることを証明できる。
日立はシステムを活用することで、個々の製品やサービスについて、100%再生可能エネルギー由来電力で稼働しているという付加価値を訴求できるとした。
例えば、タクシー事業者がこのシステムを活用し、運用する電気自動車に対して、再生可能エネルギー由来電力100%で充電されたことを証明するマークを表示するなどといった利用方法を挙げた。
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