日産自動車、新型「ローグ」でアルミ部品のクローズドループ・リサイクルを適用

2021.1.25 更新

日産自動車株式会社(本社:神奈川県横浜市西区、社長:内田 誠)は、北米で販売を開始する新型「ローグ」に日産のグローバルモデルとして初めてアルミニウム製部品のクローズドループ・リサイクル*プロセスを適用したと発表しました。このプロセスの採用により、原材料から一次合金を製造したパネル部品を採用した場合と比較し、CO2排出量の大幅な削減を実現するとともに新規採掘資源に頼らない材料への代替並びに工場からの廃棄物削減をさらに推進します。

新型「ローグ」は、車両の軽量化により燃費性能や動力性能を向上させるため、フードやドアなどのパネル部品にアルミニウム板を採用しています。日産は同車を生産する日産自動車九州においては株式会社神戸製鋼所(以下、神戸製鋼所)、株式会社UACJ(以下、UACJ)と、北米日産スマーナ工場においてはArconic Corporation(以下Arconic)、Novelis Inc.(以下Novelis)(以上、順不同)と協業することで、新型「ローグ」の製造時に発生したアルミニウムの端材スクラップを自動車用アルミ板にリサイクルするクローズドループ・リサイクルのプロセスを採用しました。

クローズドループ・リサイクルプロセスの中核をなすのは、大型のエア搬送システムです。ボンネットやドアが型抜きされると、スクラップはこの搬送システムによって細断され、アルミニウムの材種毎にきちんと区別された状態で回収されます。この分離回収プロセスにより、日産は不純物の混入を抑えた高品質のスクラップをサプライヤーに還元することができます。分離・再処理されたアルミスクラップは、従来材と同等の高品質を持つアルミ板に加工され、新型「ローグ」のパネル部品を含む日産の生産用アルミとして再出荷されます。

アルミニウム協会によると、廃アルミニウムをリサイクルすることで、原材料から同程度のアルミニウムを作るのに必要なエネルギーの90パーセント以上を節約することができるとされています。同協会の推定では、生産されたアルミニウムの約75%が現在も使用されているとされています。今回のクローズドリサイクルでは、選別回収をすることで不純物混入を抑え、品質低下のない水平リサイクルを実現し、新規採掘資源(アルミニウム新塊)の使用量削減に貢献します。

日産は、ニッサン・グリーンプログラム2022において、リサイクル材の使用やバイオ材の開発、サプライヤーや自社でのリサイクル活動、車体軽量化への取り組みなどを行うことで、2022年に生産するクルマに使用する原料のうち30%を新規採掘資源に頼らない材料に代替することを目指しています。今後とも資源を効率的かつ持続的に使う仕組みを創造し、再生可能な資源や再生材の採用などにより資源の多様化を進めていきます。

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日産自動車株式会社


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