自動運転向けの車載用SoC「R-Car V3U」を発表

2021.1.6 更新

2020年12月にルネサス エレクトロニクスはADAS(先進運転支援システム)や自動運転向けの車載用SoC「R-Car V3U」を発表した。現在サンプルを出荷しており、2023年4〜6月に量産開始を予定している。

R-Car V3Uは、ランダムハードウェア故障(偶発的故障)を速やかに検出して制御するセーフティメカニズムを搭載しており、信号処理の大部分において、自動車向け安全規格「ISO 26262」で最も高い機能安全レベル「ASIL D」の要件を達成する見込みだ。

ディープラーニング処理性能は最大60 TOPS(Tオペレーション/秒)で、自動運転のためのディープラーニングを提供する。また、低消費電力により熱の発生を抑えられ、空冷で動作するECUの開発も対応する。CPUは、Cortex-R52を1セット、Arm Cortex-A76 CPUコアを4セット搭載し、コンピューティング性能は最大9万6000 DMIPS(Dhrystone 100万命令/秒)となっている。

レーダー信号処理用のDSPやマルチスレッドのコンピュータビジョンエンジン、イメージシグナルプロセッサ、物体の動きを検出するDense optical flowなど自動運転専用エンジンも搭載している。同社の車載用マイクロコントローラー「RH850」やパワーマネジメントIC、パワーデバイスなどとも組み合わせて使用することが可能である。


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